たっし

精選版 日本国語大辞典 「たっし」の意味・読み・例文・類語

たっ‐し

[1] (断定助動詞「たり」に過去の助動詞「き」の連体形の付いた「たりし」の変化したもの) …であった。
謡曲・通盛(1430頃)「生田の森の合戦において名を天下に上げ、武将たっし誉を」
[2] (完了の助動詞「たり」に過去の助動詞「き」の連体形の付いた「たりし」の変化したもの) …てしまった。
※三体詩絶句鈔(1620)四「此水辺で別れたっし物を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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