たらたら(読み)タラタラ

デジタル大辞泉 「たらたら」の意味・読み・例文・類語

たら‐たら

[副]
液体が少しずつ続けざまにしたたり落ちるさま。「たらたら(と)汗を流す」「インクたらたら(と)こぼれる」
好ましくない文句をたくさん並べたてて言うさま。「たらたら(と)おせじを言う」「不平たらたら
[類語](1ほろほろぽろぽろぽたぽたぽとぽとぼろぼろぼたぼたぼとぼとだらだらはらはらぽつぽつぱらぱらばらばらぽろりほたほたぽつりぽつりぽつりぽつんはらりぱらりほろりぽたりどくどくたらりちょろちょろちょろりとくとくしたたりだくだくぽとり滴る滴り落ちる垂らす垂れるこぼれるほとばしるあふれる/(2うだうだぐだぐだくだくだくどくどぶつぶつぶうぶうぶつくさがたがたつべこべぐずぐずへどもどしどろもどろああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たらたら」の意味・読み・例文・類語

たら‐たら

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 水などが続けざまにしたたり落ちるさまを表わす語。
日葡辞書(1603‐04)「ミヅガ taratarato(タラタラト) ヲツル」
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉四八「惣右衛門の鼻からタラタラと鼻血が流れました」
② (接尾語のようにも用いる) ある物事を長くいくつもつづけざまにするさまを表わす語。特に、文句をくどくどとたくさん並べたてるさまについていう。
※狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)恋「丑の日に思ひそめてやたらたらとあはで長びく恋もする哉」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉八「母は娘に不足たらたら」
[2] 〘形動〙 (一)②に同じ。
※俳諧・誹諧独吟集(1666)下「伊駒山みつつををりてくどきごと 難波のうらみたらたらの文」

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