精選版 日本国語大辞典 「だにも」の意味・読み・例文・類語
だに‐も
② 程度の甚だしい事柄を挙げて他を類推させる。…さえも。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇「仮使(たとひ)千万億劫の中にすとも、其の少分をダにも知ること得ること能はじ」
[補注]「だも」はこの「だにも」が音変化したものといわれ、訓点資料では、「だに」単独例よりも、「だにも」「だも」の形が多く見られる。
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