だらけ

精選版 日本国語大辞典 「だらけ」の意味・読み・例文・類語

だらけ

〘接尾〙
名詞に付いて、そのものがいっぱいであるさま、また、一面に散在するさまを表わす。多くは、好ましくない感じの物に付いて用いる。
申楽談儀(1430)能の色どり「幕屋にてはだかに成て大あせだらけなれば」
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「わる口だらけ言ひ散らし」
用言に付いて、「もっぱら…」「随分…」の意を添える。
洒落本通言総籬(1787)一「半七がかっぱを着て床(とこ)をまはすも久しいだらけだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「だらけ」の意味・読み・例文・類語

だらけ

[接尾]名詞に付く。
それのために汚れたり、それが一面に広がったりしているさまを表す。「血だらけ」「どろだらけ
それがたくさんあるという意を表す。「傷だらけ」「間違いだらけ」「借金だらけ
[類語]まみれみどろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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