ちょっぽり(読み)チョッポリ

デジタル大辞泉 「ちょっぽり」の意味・読み・例文・類語

ちょっぽり

[副]
小さくこぢんまりとしているさま。
「古い帽子を―戴いて出た」〈長塚
ちょっぴり」に同じ。
「この煙草は…おい川原とやら。―のんで見なませんか」〈洒・阿蘭陀鏡〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちょっぽり」の意味・読み・例文・類語

ちょっぽり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
狂言記鱸庖丁(1700)「にくいやつじゃ。身どももちょっぽりとくちでもてないてもどさふ」
② 小さくこぢんまりとしているさまを表わす語。ちょこんと。〔かた言(1650)〕
※俳諧・文政句帖‐六年(1823)四月大天狗の鼻やちょっぽりかたつむり」
[2] 〘名〙 卑小な者の意で、人や子どもを卑しめていうことば小僧
浄瑠璃釜淵双級巴(1737)中「告人(つげて)とは此和郎か、目離(めかり)のないちょっぽり殿」

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