精選版 日本国語大辞典 「てっきり」の意味・読み・例文・類語
てっきり
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 判断などがゆるぎなくたしかなさまを表わす語。
(イ) 断定表現を伴う場合。間違いなく。たしかに。
(ロ) 推量表現を伴う場合。定めて。きっと。
※浮世草子・好色盛衰記(1688)一「てっきりと役者か太鞁持の貧乏したるなるべし」
※浮世草子・傾城禁短気(1711)六「てっきり欲が出るであらふ」
※行人(1912‐13)〈夏目漱石〉友達「自分は驚かされた。然し的(テッ)きり冗談だらうと思った」
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