であろう

精選版 日本国語大辞典 「であろう」の意味・読み・例文・類語

で‐あろ・う ‥あらう

連語
話し手の推量判断を表わす。…だろう。丁寧な表現としては、「でありましょう」が用いられる。
※歌謡・閑吟集(1518)「身が身であらうには、申したやなう」
歌舞伎・傾城阿波の鳴門(1695)一「今でもその女房の爰へ出たら夫婦になる心であらう」
② (活用語連体形に付いて) 話し手自身の決意を、荘重に表わす。…するとしよう。
※虎寛本狂言・素襖落(室町末‐近世初)「其儀成らば某も意見をいふで有うぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「であろう」の意味・読み・例文・類語

で‐あろ◦う〔‐あらう〕

[連語]《連語「である」+推量の助動詞「う」》だろう。「明日はよい天気―◦う」「不正がまかり通る世の中でよいの―◦うか」
[補説]話し言葉では、ふつう「だろう」を使う。

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