とば口(読み)トバクチ

デジタル大辞泉 「とば口」の意味・読み・例文・類語

とば‐くち【とば口】

はいりぐち。入り口戸口。「とば口に立つ」
物事の始まったばかりのところ。「工事はまだほんのとば口だ」
[類語]端緒糸口はじめ始まり起こりもと発端ほったん濫觴らんしょう嚆矢こうし権輿けんよ起源根源源流本元物種温床源泉取っ掛かり手掛かり足掛かり道を付けるまず最初第一一次原初手始め事始め優先一番しょぱないの一番真っ先先立ち先頭当初初期初頭始期早期劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手出端ではなはなはし口開け取っ付きあたまのっけスタート取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まる始めるトップ初発開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

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精選版 日本国語大辞典 「とば口」の意味・読み・例文・類語

とば‐くち【とば口】

〘名〙
① はいり口。入口。とぼぐち。
明暗(1916)〈夏目漱石〉一五三「括約筋はとば口にゃありません」
② 物事のはじめの部分
司令休暇(1970)〈阿部昭〉二「前途洋々たる軍人生活のとばくちで待ちかまえていた不運」

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