とろくさい

精選版 日本国語大辞典 「とろくさい」の意味・読み・例文・類語

とろ‐くさ・い

〘形口〙 とろくさ・し 〘形ク〙 (「くさい」は接尾語。「とろい」の強調語) なまぬるい。まだるっこい。また、ばかばかしい。
咄本・軽口機嫌嚢(1728)三「何さ、とろくさい、御坊(おぼん)、何と唐人天竺の人は、ぢごくへおち申さぬか」
洒落本・南遊記(1800)四「今更こんな事をいふも鈍言(トロクサイ)が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「とろくさい」の意味・読み・例文・類語

とろ‐くさ・い

[形][文]とろくさ・し[ク]のろい。まだるっこい。「―・い仕事ぶり」

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