とんぼ玉(読み)とんぼだま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「とんぼ玉」の意味・わかりやすい解説

とんぼ玉
とんぼだま

ガラス玉一種で,2色以上の色ガラスを用いて,玉の表面に円文や渦巻文のような簡単な文様を表わしたもの。紺青色の地に,白色,黄色などの文様を散らしたものが多く,とんぼの複眼を連想して命名されたと思われる。日本では,香川県古墳宮城県横穴で出土するほか正倉院にも保存されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

事典 日本の地域ブランド・名産品 「とんぼ玉」の解説

とんぼ玉[ガラス]
とんぼだま

関東地方千葉県地域ブランド
千葉市で製作されている。とんぼ玉とは、紐通しの穴が開いた硝子玉。千葉県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android