どっかと

精選版 日本国語大辞典 「どっかと」の意味・読み・例文・類語

どっか‐と

〘副〙
① 重いものを置くさま、また、しっかりとそこに納めるさまを表わす語。〔評判記・役者評判蚰蜒(1674)〕
浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)四「息を切てかけ戻りかしこにどっかと鎧櫃おろせば」
大儀そうに、重々しく、あるいは、ゆったりと腰をおろすさまを表わす語。
※浄瑠璃・心中天の網島(1720)中「どっかとすはりとがり声」

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デジタル大辞泉 「どっかと」の意味・読み・例文・類語

どっか‐と

[副]
重い物を置くさま。どっかり。「かついだ荷物どっかとおろす」
重々しく堂々と腰をおろすさま。また、堂々と居座るさま。どっかり。「茶の間どっかと座り込む」「梅雨前線どっかと腰を据える」
[類語]どっしりどっかりどかっとどかりじっとつくねん凝然でんとどっしり冷静沈着平静悠揚悠然泰然綽然しゃくぜん自若悠悠浩然腰を据える太っ腹堂堂正正堂堂毅然重厚厳か厳粛粛粛粛然森厳荘厳そうごん荘重重重しい物物しい厳めしい厳として重量感ずっしりずしりずしっとがっしり重み広量大度マッシブ

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