デジタル大辞泉
「どっこい」の意味・読み・例文・類語
どっこい
[感]
1 力を入れて何かをするときのかけ声。どっこいしょ。「うんとこどっこい、うんとこな」
2 相手の意図をさえぎり止めるときに発する語。「どっこい、そうはさせない」
3 民謡などの囃子詞。
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どっこい
〘感動〙
① 力を入れたり、はずみをつけて何かをしたりするときの
掛け声を表わすことば。どっこいしょ。
※俳諧・西鶴五百韻(1679)何鞠「肌をふれたる蚤をとっこい〈
西吟〉 いきつくに鉄の
つめを磨立て〈西花〉」
※
滑稽本・
浮世風呂(1809‐13)前「アア、糞だ。どっこい〈トとびのき〉誰かモウ踏付た跡だ」
② 相手の行動やことばなどが不満で、それをさえぎったり、自分の
気持を押さえたりするときに発することば。
どっこいそっこい。
※
狂言記・今悔(1660)「どっこい。やるまいぞ」
※付焼刃(1905)〈
幸田露伴〉四「嗚呼馬鹿馬鹿しいと思ひながら淀雄はドッコイと
忍耐(がまん)した」
③ 思いどおりにはいかないという気持を表わすことば。
※
日本の土(1955)〈読売新聞社会部〉望みかなった
つり橋「さて渡ろうとしたらどっこい、
一回渡るたびに十円なりをとられる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報