なあに

精選版 日本国語大辞典 「なあに」の意味・読み・例文・類語

なあに

(「なに(何)」の変化したもの)
[1] 〘代名〙 =なに(何)(一)①
沢氏の二人娘(1935)〈岸田国士〉一「『なあに、それ』『トランクの底から出て来たの』」
[2] 〘感動相手のことばが予想外だったり承服できなかったりしたとき、軽く否定する気持を表わす。
※洒落本・月花余情(1746)燕喜篇「『いかふにぎやかなの。神棚のもてなしがよひとみへた』『ナアニおっしゃるやら』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「なあに」の意味・読み・例文・類語

なあに

《「なに(何)」の音変化》
[代]なに」に同じ。「あれなあに
[感]相手の言葉を受けて、それを軽く否定する語。大したことはないという気持ちを含める。「なあに、そんなに難しくはない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android