なぞる

精選版 日本国語大辞典 「なぞる」の意味・読み・例文・類語

なぞ・る

〘他ラ五(四)〙 すでに書いてある文字や図などの上を、指先や筆などでその通りにたどって書く。などる。また、同じになるように、そっくりまねる。「手本をなぞって書く」
※苦笑風呂(1948)〈古川緑波〉ロッパ放談「わがチャールス・スペンサー・チャップリン先生の道を、計らずも、なぞってゐるのだな、と感じた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「なぞる」の意味・読み・例文・類語

なぞ・る

[動ラ五(四)]
すでにかかれた文字や絵などの上をたどって、そのとおりにかく。「手本を―・る」
すでに行われた事実や書かれた文章などをたどって、再現する。「事件経過を―・っただけの小説
[可能]なぞれる
[類語]写す書き写す書き取る転記する謄写する筆写する手写する書写する臨写する透写するトレースする転写する・拓本

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android