にしては(読み)ニシテハ

デジタル大辞泉 「にしては」の意味・読み・例文・類語

にして‐は

[連語]《「にして」+係助詞」》…であることを考えると。…としてみれば。…では。「冬にしては暖かい一日だった」「小学生にしては背が高い」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「にしては」の意味・読み・例文・類語

にして は

① …においては。…にあっては。
万葉(8C後)一・三五「これやこの大和爾四手者(ニシては)(あが)恋ふる紀路に有りと云ふ名に負ふ背の山」
② …にとってみれば。
浮世草子好色一代女(1686)一「かならず生れつきて、男のよは蔵は、女の身にしてはかなしき物ぞかし」
③ …である割には。…であることを考えると。
※浮世草子・好色旅日記(1687)二「色茶屋算用にしてはかるしとかたる馬奴(まこ)もあり」

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