ぬたくる

精選版 日本国語大辞典 「ぬたくる」の意味・読み・例文・類語

ぬた‐く・る

[1] 〘自ラ四〙
① うねりころがる。もがき回る。のたくる。
※虎明本狂言・腹不立(室町末‐近世初)「蚯蚓のぬたくったようなことや」
② のらくらする、うろつき回ることをののしっていう。「どこをぬたくってるねん」
[2] 〘他ラ五(四)〙 白粉、墨、絵具などをむやみになすりつける。べたべたと塗る。また、へたな字などを、ぶざまに書きつける。
談義本・艷道通鑑(1715)三「とりどり化粧ぬたくりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぬたくる」の意味・読み・例文・類語

ぬた‐く・る

[動ラ五(四)]
からだをくねらせてはう。のたくる。「蛇が―・る」
筆などで塗りまくる。また、下手な字や絵をかきつける。「クレヨンを―・る」
[類語](2塗りたくる塗り立てる塗り付ける塗り潰す

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