のっけ(読み)ノッケ

デジタル大辞泉 「のっけ」の意味・読み・例文・類語

のっけ

いちばんはじめ。最初多く「のっけから」「のっけに」の形で副詞的に用いる。「のっけからしくじる」「のっけにつまずく」
[類語]真っ先いの一番はじめ最初当初初期初頭劈頭へきとう冒頭出出でだ滑り出し初手しょて出端ではなはな初っぱな口開取っ付きあたまスタート第一一次原初手始め事始めまず優先嚆矢こうし一番先立ち先頭始期早期はし取り敢えず差し当たりひとまず当座序の口皮切り第一歩第一声始まり始まる始めるトップ初発発端端緒濫觴らんしょう権輿けんよ起こりとば口取っ掛かり開始幕開き開幕立ち上がり口切り最優先何をおいても何はさておき何はともあれ口火を切る先ず以て

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精選版 日本国語大辞典 「のっけ」の意味・読み・例文・類語

のっけ

〘名〙 はじめ。最初。冒頭。多く、「のっけに」「のっけから」の形で、はじめから、いきなり、などの意で副詞的に用いる。
※俳諧・皮籠摺(1699)上「叱りちらして跡は晦日(つごもり)〈凉兎〉 品川でのっけにかへる帆かけ船〈凉兎〉」
[補注](1)別項「のっけに(仰━)」と同語源とする説もある。
(2)近代、「劈頭」「冒頭」などの字を当てることもある。

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