のっそり(読み)ノッソリ

精選版 日本国語大辞典 「のっそり」の意味・読み・例文・類語

のっそり

[1] 〘副〙 「のそり」をやや強めたいい方。
※雑俳・丹舟評万句合(1704‐11)「のっそりと相おもはじの立わかれ」
※仏国風俗問答(1901)〈池辺義象男女身の丈及び其の歩き方「英国人は、ノッソリと高く」
[2] 〘名〙 動作ののろい人をさしていう。
五重塔(1891‐92)〈幸田露伴〉一「よしまたのっそりに命(いひつ)けらるればとて彼奴(あれめ)に出来る仕事でもなく」

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デジタル大辞泉 「のっそり」の意味・読み・例文・類語

のっそり

[副]動作がのろいさま。また、行動が緩慢で、とらえどころがないさま。「熊がのっそり(と)穴から出てくる」「のっそり(と)立ち上がる」
[類語]ぐずぐずもたもたのろのろ遅いのろいのろくさいまだるいまだるっこいとろい緩慢緩徐遅緩スロースローモー遅遅ちちそろそろゆっくりだらだらのろま鈍重ちんたらのさのさのそのそとぼとぼのこのこのそりのっしのっしのしのしまぬるいまのろい鈍いぼやぼやどんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆるのんびりのらくらゆったり悠然悠悠もさくさもさっともさもさ便便だらり便便のんべんだらりずぼらものぐさぐうたらだらしないしだらないぬらりくらりのらりくらりぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズぶらぶらごろごろ無気力だらけるのほほん風太郎ぷうたろうその日暮らしふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみ投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯ぬるま湯につかる

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