はたたく(読み)ハタタク

精選版 日本国語大辞典 「はたたく」の意味・読み・例文・類語

はたた・く

〘自カ四〙
① =はためく
※竹取(9C末‐10C初)「みな月の照りはたたくにもさはらず来たり」
② =はためく
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「つい頭上にはたたく旗のそよぎを耳にして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「はたたく」の意味・読み・例文・類語

はたた・く

[動カ五(四)]
旗などが風に吹かれてはたはたと鳴る。はためく。
「頭上に―・く旗のそよぎを耳にして」〈蘆花思出の記
雷が鳴りとどろく。はためく。
水無月の照り、―・くにも障らず来たり」〈竹取

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