世界大百科事典(旧版)内のはね釣りの言及
【サバ(鯖)】より
… 日本漁業の重要な対象魚の一つで,近年はほとんど大型,中型の巻網漁船で漁獲される。また,灯火で魚を集めて釣る〈はね釣り〉漁業は,関東や中部近海,東シナ海で産卵群をねらって漁獲する。1968年以降100万tを超す漁獲量があり,日本沿岸,沖合漁業でもっとも多獲される魚種の一つである。…
【釣漁業】より
…釣りは,釣糸の先に釣針をしばり,餌または擬餌等を用いて,魚類をはじめとする水産動物をさそい,釣針にかけて漁獲をおこなう一つの漁法である。このような漁法を主軸にして漁業生産をおこない,生業(なりわい)の主要な部分をたてる暮しをする人々のいとなみを〈釣漁業〉という。釣漁業が有効なのは,魚が多く群れていても,その場所が岩礁付近で,網漁具を使用して魚を捕獲することが困難であり,釣りにたよらざるをえない場合とか,水深の深い場所に生息する魚種をめあてに捕獲しようとする場合である。…
※「はね釣り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」