はれやれ

精選版 日本国語大辞典 「はれやれ」の意味・読み・例文・類語

はれ‐やれ

感動〙 (「はれ②」に感動詞「やれ」を重ねたもの)
ため息をついたり、ほっとしたりした時に発することば
※俳諧・西鶴五百韻(1679)何鞠「渡り鳥遠ひ所をはれやれやれ〈西花〉 とやいて見てもきかぬみみつく〈西友〉」
② 景気づけに発する語。さあさあ。
浄瑠璃丹波与作待夜の小室節(1707頃)上「はれやれ、はれやれ、はれやれ、きりきり乗らしゃれ」

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デジタル大辞泉 「はれやれ」の意味・読み・例文・類語

はれ‐やれ

[感]
ためいきをついたり、ほっとしたりしたときに発する語。あれまあ。やれやれ。
「―、姫御前と申す者はお気が細い」〈浄・大経師
相手に呼びかけるときに発する語。さあさあ。
「―、―、―、きりきり乗らっしゃれ」〈浄・丹波与作

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