は文字(読み)ハモジ

デジタル大辞泉 「は文字」の意味・読み・例文・類語

は‐もじ【は文字】

おはもじ」に同じ。
「―なれども…返歌を致さねば」〈虎明狂・岩橋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「は文字」の意味・読み・例文・類語

はもじ・い【は文字】

〘形口〙 (「はもじ」の形容詞化) 恥ずかしい。おはもじい
浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)一「振切り給ふを、そりゃならぬ、はもじい事のありたけを言はして置いて胴慾な」
はもじ‐が・る
〘自ラ四〙
はもじ‐げ
〘形動〙
はもじ‐さ
〘名〙

は‐もじ【は文字】

〘名〙
① (形動) (「はずかしい」の後半を略し、「文字」を添えたもの) 恥ずかしいことの意の女房詞。おはもじ。
※虎明本狂言・花子(室町末‐近世初)「めんにてははもじな程に、すこしこらへてまていやい」
お歯黒または歯ブラシをいう婦人語。

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