ぱっぱと

精選版 日本国語大辞典 「ぱっぱと」の意味・読み・例文・類語

ぱっぱ‐と

〘副〙
① 金などをどんどん惜し気もなく使うさまを表わす語。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「無益の事にパッパ湯水の様に使っては」
物事のやり方や歩き方や話し方が活発であるさま、動作が軽く手早いさま、あたりを憚らないさまなどを表わす語。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉新妻君「長襦袢をパッパと蹴出して」
③ 火などが燃えさかるさま、また、タバコを吸うさまを表わす語。すぱすぱ。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉労働問題「一本十銭も十五銭もする葉巻をパッパと燻(ふ)かして」
④ 物が散ったり、あたりに広がったりするさまを表わす語。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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