ひいやり

精選版 日本国語大辞典 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

〘副〙
① 「ひやり」を強めたいい方。
※虎寛本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初)「つっかけて呑うだに依て、唯ひいやりと斗りで風味をおぼへぬ」
② 笛の音を表わす語。
咄本狂歌咄(1672)四「はや鹿笛をひいやりとふく秋の風に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

[副](スル)ひんやり」に同じ。
「―した湿り気のある涼しい空気と」〈犀星・性に眼覚める頃〉

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