ひゅう(読み)ヒュウ

デジタル大辞泉 「ひゅう」の意味・読み・例文・類語

ひゅう

[副]
風が強く吹く音を表す語。「風がひゅうと吹き抜ける」
笛の音などを表す語。「口笛ひゅうと吹く」
物が風を切る音や、そのさまを表す語。「小石ひゅうと飛ぶ」
[類語]びゅうぴゅうひゅっとびゅんびゅんひゅうひゅうびゅうびゅうぴゅうぴゅうそよそよさわさわそよざわざわさやさやさらさらはたはたばたばた

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひゅう」の意味・読み・例文・類語

ひゅう

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 風の吹く音を表わす語。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「ヒュウと身を斬る様な風が吹き込んだ」
② 物が風を切って動く音、また、そのさまを表わす語。
※門(1910)〈夏目漱石〉一七「ひゅうといふ音がして、頭の上の針線(はりがね)が鳴った」
③ 笛や汽笛の音を表わす語。
※妹背貝(1889)〈巖谷小波〉春「然し此頃は此の辺にも鉄道が敷かれ、向ふの森蔭にヒューと云ふ声」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android