びびる

精選版 日本国語大辞典

びび・る

[1] 〘自ラ五（四）〙

① はにかむ。恥ずかしがって小さくなる。また、気おくれして小さくちぢこまる。萎縮する。〔続無名抄（1680）〕

② すねて素直でなくなる。〔俚言集覧（1797頃）〕

③ 音が震動する。音が響いて聞こえる。

※雑俳・和国丸（1725）「鑵子の蓋のびびる樽拍子」

④ 物惜しみをする。けちけちする。〔志不可起（1727）〕

[2] 〘自ラ下二〙 音が響いて聞こえる。

※歌謡・紙鳶（1687）上「フといふ所を二つをいふなり。少しもびびれたる音色あしくはづむ一ぺんなり」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

びび・る

［動ラ五］恥ずかしがる。また、おじけづく。気持ちが萎縮いしゅくする。「大舞台で―・ってしまう」
[類語]怯ひるむ・しりごみ・たじろぐ・たじたじ・怖気付く・怖ける・怖じる・びくつく・鼻白む

出典　小学館