ふき

精選版 日本国語大辞典 「ふき」の意味・読み・例文・類語

ふき【袘・

〘名〙 (「ふきかえし(吹返)」の略されてできた語か) 袷(あわせ)綿入れなどの袖口や裾の部分裏地を、表に折り返して縁のように縫いつけたもの。ふき返し。〔書言字考節用集(1717)〕
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉八「変り色の厚い袘(フキ)の椽に引き擦るを軽く蹴返しながら」

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普及版 字通 「ふき」の読み・字形・画数・意味

【不】ふき

君父本名を避けずにいう。また、死ぬ。〔漢書、丙吉伝〕上(しゃう)自ら臨みて吉に問うて曰く、君(も)し不らば、誰(たれ)か以て自(よ)りて代るべきぞと。吉、辭謝して曰く、群臣行能は、の知るなり。

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【負】ふき

そしられる。

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【浮】ふき

怪しげ。

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「ふき」の解説

ふき[葉茎菜類]

東北地方宮城県地域ブランド
主に本吉郡南三陸町で生産されている。数少ない日本原産の山菜。昔から食用とされ、煮物ほかきゃらぶき・粕漬け・みそ漬け葉の佃煮などの常備菜として利用される。

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