ぷかぷか

精選版 日本国語大辞典 「ぷかぷか」の意味・読み・例文・類語

ぷか‐ぷか

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
タバコを盛んにふかすさま、また、泡をふくさまを表わす語。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「ぷかぷか烟草(たばこ)をふかす」
② 軽い物が水に浮くさま、浮いて流れるさまを表わす語。ぷかりぷかり。
潮風(1920‐21)〈里見弴〉八「立泳で、畝波のままにぷかぷか浮いてゐて」
ラッパや笛などを吹きたてる音、また、そのさまを表わす語。
浅草(1931)〈サトウ・ハチロー〉僕の浅草「赤い帽子を横っちょにかぶって、プカプカとやってゐた少年音楽隊上りの愉快なる人物

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デジタル大辞泉 「ぷかぷか」の意味・読み・例文・類語

ぷか‐ぷか

[副]
タバコをしきりに吹かすさま。「葉巻ぷかぷか(と)くゆらす」
軽い物が水面に浮いているさま。「ごみぷかぷか(と)流れていく」
らっぱ・笛などを吹き鳴らす音や、そのさまを表す語。「ぷかぷかどんどん」
[類語](1すぱすぱぷかりぷかり/(2どんぶらこどんぶりこ浮き沈み浮遊たゆたうぽっかりぷかりぷかり浮かぶ漂う浮く浮揚舞う片片へんぺんひらりひらりひらりひらひらふわふわふわりふわっとふんわりゆらゆら

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