ぷんぷん(読み)プンプン

デジタル大辞泉 「ぷんぷん」の意味・読み・例文・類語

ぷん‐ぷん

[副](スル)
強いにおいがしきりに鼻をつくさま。比喩的にも用いる。「香水のにおいをぷんぷん(と)させる」「犯罪のにおいがぷんぷん(と)する」
ひどく怒って機嫌の悪いさま。「頼みを断られぷんぷんする」
[類語](1ぷんとつんと芬芬/(2かんかんかっかかりかりぷいとかちんかっとぷんとつんとつんつんつんけんつっけんどんけんけんけんもほろろむしゃくしゃ邪険ぷりぷりむげに意地悪素気すげ無いそっけないつれないよそよそしいにべない冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう意地悪い刺刺とげとげしい・取り付く島も無い・ないがしろ白い目で見るかろんずる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぷんぷん」の意味・読み・例文・類語

ぷん‐ぷん

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 強いにおいのたちこめるさまを表わす語。転じて、何かの気配がたちこめるさまについてもいう。
※雑俳・柳多留‐二四(1791)「ふんふんとたばこはにほひ銭はなし」
② ひどく腹を立てて機嫌の悪いさまを表わす語。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「憤々(プンプン)しながら晩餐を喫して」
[補注]①については漢語「芬芬(ふんぷん)」との関連も考えられるが、「ぷんぷん」はもっぱら強く鼻をつくにおいについていう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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