ほい駕籠(読み)ホイカゴ

デジタル大辞泉 「ほい駕籠」の意味・読み・例文・類語

ほい‐かご【ほい×籠】

江戸時代辻待つじま駅路を往来した粗末な駕籠辻駕籠
正月10日の大阪今宮えびす神社祭礼などに芸娼妓が乗って参詣する駕籠。宝恵駕籠ほえかご 新年》「―を出る裾こぼれ粉雪ちる/圭岳」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほい駕籠」の意味・読み・例文・類語

ほい‐かご【ほい駕籠】

〘名〙 (「ほい」は、駕籠かきのかけ声から)
① 江戸時代、街頭客待ちをする粗末な駕籠。辻駕籠。
② 大阪で、正月一〇日の今宮戎神社の祭礼や、二五日の天満天神初天神に、芸娼妓が参詣するのに乗る駕籠。ほえかご。《季・新年》 〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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