ほっしり

精選版 日本国語大辞典 「ほっしり」の意味・読み・例文・類語

ほっしり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 物がつぶれる音や矢などが的を射抜く音、またそのさまを表わす語。ぽっちり。ぽっしり。
※かた言(1650)五「ほっしりは、的などに矢の当りたる音歟」
② しんみりともの静かにたたずむさまを表わす語。
※俳諧・玉江草(1677)四「ほっしりとただ独りこそ居れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ほっしり」の意味・読み・例文・類語

ほっしり

[副]
矢が的などを射抜く音や、そのさまを表す語。
「こなたの目を―と射貫くところであった」〈和泉流狂・千鳥
静かにたたずむさま。しみじみと物を思うさま。
欄干に立ちつくして、そなたの空を―と」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android