ほろ

精選版 日本国語大辞典 「ほろ」の意味・読み・例文・類語

ほろ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
雉子(きじ)山鳥・杜鵑(ほととぎす)などの鳴き声を表わす語。
方丈記(1212)「山鳥のほろと鳴くを聞きても」
② 涙を一滴こぼすさまを表わす語。
※米沢本沙石集(1283)一〇本「さめほろと泣き々する」

ほろ

〘接頭〙 名詞形容詞などに冠して、すこし、なんとなくの意を表わす。「ほろ酔い」「ほろにがい」など。

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デジタル大辞泉 「ほろ」の意味・読み・例文・類語

ほろ[副]

[副]
涙の落ちるさま。ほろり
「―と泣いたる可愛さ」〈浄・女護島
キジホトトギスなどの鳴く声を表す語。ほろろ
「いづれ山路のほととぎす、―と鳴いたをいついつ忘れう」〈浄・吉野忠信
[類語](2かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

ほろ[接頭]

[接頭]名詞や形容詞に付いて、少し、なんとなく、などの意を表す。「ほろ酔い」「ほろにがい」

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普及版 字通 「ほろ」の読み・字形・画数・意味

】ほろ

がまとあし。

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