ぼそっと

精選版 日本国語大辞典 「ぼそっと」の意味・読み・例文・類語

ぼそっ‐と

〘副〙
① =ぼそりと
※偽原始人(1976)〈井上ひさし〉大監禁「『銀行へ押し入ったわけでないからまあよかった』と、ぼそっとひとこといっただけだった」
② =ぼそりと
※続女ひと(1956)〈室生犀星〉悲願ノ人「通りに出てよくぼそっとした顔付で眺めてゐるのも」
③ =ぼそりと
※雪の下の蟹(1969)〈古井由吉〉「火炎をひとところに集めたらそこんとこだけボソッとまるくへっこみおった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぼそっと」の意味・読み・例文・類語

ぼそっ‐と

[副]
小声でつぶやくように言うさま。「ぼそっと返事をする」
何もしないでぼんやりしているさま。ぼさっと。「ぼそっと立っている」
[類語](1ぼそぼそぽつりぽつりぼじゃぼじゃぽつりひそひそちょろりぽろりもごもごもぐもぐぽつぽつしどろもどろうだうだぐだぐだくだくだくどくどぶつぶつぶつくさぐずぐずささやくささやきつぶやくつぶやき/(2あんぐりあんごりぼんやりぼうっとぼけっとぽっとぼさっとぼさぼさぽうっときょとんぽかん

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