ぼっかり(読み)ボッカリ

デジタル大辞泉 「ぼっかり」の意味・読み・例文・類語

ぼっかり

[副]
ほっかり3」に同じ。
わたしが女房に下さりませと―言へば」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記
ほっかり5」に同じ。
「小じたたるう仕かけたら、―と食ひついて」〈浄・阿波鳴渡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぼっかり」の意味・読み・例文・類語

ぼっかり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① =ほっかり
浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中「小じたたるふ仕かけたらぼっかりと喰いついて」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四「『最早(もう)大丈夫じゃ』耳近く人の言ふ声に、ぼっかり眼を開いて見ると」
② =ほっかり
※浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)六「わたしが女房に下さりませと、ぼっかりいへば」

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