まじりまじり(読み)マジリマジリ

デジタル大辞泉 「まじりまじり」の意味・読み・例文・類語

まじり‐まじり

[副]
まじまじ1」に同じ。「まじりまじり(と)見入る」
まじまじ3」に同じ。
潮合を失い、―思慮の無い顔をして」〈二葉亭浮雲
まじまじ2」に同じ。
馬屋の隅に…寝させて置きましたれば、―と致いてをりまする」〈虎寛狂・骨皮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「まじりまじり」の意味・読み・例文・類語

まじり‐まじり

〘副〙 (「まじまじ」を強めたいい方)
① =まじまじ
※虎寛本狂言・骨皮(室町末‐近世初)「馬やの隅に菰をきせて寐させて置ましたれば、まじりまじりと致いておりまする」
② =まじまじ
談義本・世間万病回春(1771)四「まじりまじりと下(さ)げ墨(すま)れしには汗顔の仕合でござった」
③ =まじまじ
※開化自慢(1874)〈山口又市郎〉初「口はアラビヤ馬に轡をはめて、賭乗でもしたかといふやうに、白泡を喰ひ出し、まじりまじりとして居る所へ」

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