まながる

精選版 日本国語大辞典 「まながる」の意味・読み・例文・類語

まなが・る

〘ラ四〙 語構成語義とも未詳。→補注
古事記(712)上・歌謡沫雪の 若やる胸を 栲綱(たくづの)の 白き腕(ただむき) そだたき ただき麻那賀理(マナガリ) 真玉手 玉手さし枕(ま)き」
[補注]語構成を「まな」に接尾語「がる」の付いたものと考えて「かわいがる」などの意と解する説や、「ま」は接頭語、「ながる」は「貫(ぬ)く」の意で「手をさしかわす」、また「長る」で「長々と寝る」と解する説などがある。

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デジタル大辞泉 「まながる」の意味・読み・例文・類語

まなが・る

[動ラ四]手足をさしかわす。一説に、かわいがる意ともいう。
栲綱たくづのの白きただむき素手抱そだたき手抱き―・り」〈・上・歌謡〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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