まぶい(読み)マブイ

デジタル大辞泉 「まぶい」の意味・読み・例文・類語

まぶい

奄美あまみ沖縄地方で)霊魂のこと。まぶり。

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百科事典マイペディア 「まぶい」の意味・わかりやすい解説

まぶい

沖縄や奄美群島で,魂のこと。〈まぶり〉とも。人は死んでも,まぶいは残り,盆と正月には帰ってくると信じられた。木から落ちたり,おぼれかけたときには,まぶいが体から遊離するとされ,ゆた祈祷師)を頼んで,まぶいこめの儀式を行う。幼児がまぶいを落とすのを防ぐため,着物の背に布片をつける習俗もみられた。

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