まんぼ

精選版 日本国語大辞典 「まんぼ」の意味・読み・例文・類語

まん‐ぼ

〘名〙 (古い鉱山用語「まぶ(間府)」の変化した語) トンネル、横井戸など、主として人間が掘った横穴をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のまんぼの言及

【井戸】より

…カナートの規模は,母井戸の深さ50m以下,トンネルの長さ5km,湧出量100m3/h以下が大部分を占めるが,長さ10kmを超えるものもある。日本では,集水トンネルは〈まんぼ〉と称せられ,三重県鈴鹿山麓や,淡路島の一部,奈良県葛城扇状地などにみられる。〈まんぼ〉という名は坑道を意味する〈まぶ〉に由来するとの説がある。…

【垂井[町]】より

…中京と関西を結ぶ交通の要衝にあたり,大垣市の西隣に位置するため機械,金属,繊維などの工場が進出している。早くから開けた米作地帯で,水田にはまんぼと呼ばれる地下水を集める横井戸がみられる。洋ラン,干しガキ,茶が特産。…

※「まんぼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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