みたくし(読み)ミタクシ

デジタル大辞泉 「みたくし」の意味・読み・例文・類語

みたくし

[代]近世江戸語》一人称人代名詞。わたくし。
「―ものみの頭をよきで割った程無念なとも存じて」〈浄・忠臣蔵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「みたくし」の意味・読み・例文・類語

みたくし

〘代名〙 自称。近世の通人が、遊里などで用いた。「わたくし」を変えた通語か。
浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)七「みたくしも蚤(のみ)の頭(かしら)を斧(よき)で割った程無念な共存じて」

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