めきめき

精選版 日本国語大辞典 「めきめき」の意味・読み・例文・類語

めき‐めき

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物がこわれたり、きしんだりする音を表わす語。めりめり。
日葡辞書(1603‐04)「Meqimeqi(メキメキ)〈訳〉副詞。家などが地震で音をたてるさま」
※俳諧・犬子集(1633)六「めきめきと落葉は何をかみな月〈貞徳〉」
② きわだって事態が変化したり、目立ってその状態になったりするさまを表わす語。また、目に見えて成長進歩・発展するさまを表わす語。めっきり。
※京大本湯山聯句鈔(1504)「あっと云へば千人も万人もめきめきとにげくづるるぞ」
※薔薇くひ姫(1976)〈森茉莉〉「めきめき快方に向った」

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デジタル大辞泉 「めきめき」の意味・読み・例文・類語

めき‐めき

[副]
目に見えて、進歩・発展するさま。「めきめき(と)腕をあげる」
物がこわれたり、きしんだりする音を表す語。めりめり。「床がめきめき(と)鳴る」
[類語]ずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすら見る見る見る間にとんとんぐいぐいどしどしずんずんさっとさっさとっととはかばかしい円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くすらすらはかどる電光石火はかないあっと言う間間髪をれず迅速速やか立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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