もやくる(読み)モヤクル

デジタル大辞泉 「もやくる」の意味・読み・例文・類語

もや‐く・る

[動ラ四]もやつく」に同じ。
「気も―・って蒸暑き材木納屋に立ち隠れ」〈浄・今宮の心中

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もやくる」の意味・読み・例文・類語

もや‐く・る

〘自ラ四〙
① ごたごたする。混乱する。もつれる。もやつく。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「あとの月からもやくり出し押して祝言させふと有」
② 気がもやもやする。気分がむしゃくしゃする。もやつく。
※浄瑠璃・今宮心中(1711頃)上「気ももやくって蒸し暑き、材木納屋に立隠れ」

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