もよ(読み)モヨ

デジタル大辞泉 「もよ」の意味・読み・例文・類語

もよ[間助]

[間助]係助詞「も」+間投助詞「よ」から。上代語名詞活用語終止形助詞「は」に付く。強い感動・詠嘆を表す。…(も)まあ。
「吾は―にしあれば」〈・上・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もよ」の意味・読み・例文・類語

も‐よ

(係助詞「も」に間投助詞「よ」の重なったもの) 体言、体言に係助詞の付いたもの、および終止した文を受けて詠嘆を表わす。
古事記(712)上・歌謡「吾は母与(モヨ) 女にしあれば 汝を置(き)て 男は無し 汝を置て 夫はなし」
[補注]上代例が多く、中古以降はほとんど用いられなくなる。

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