よりほか(読み)ヨリホカ

デジタル大辞泉 「よりほか」の意味・読み・例文・類語

より‐ほか

[連語]よりか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「よりほか」の意味・読み・例文・類語

より‐ほか

連語〙 (格助詞「より」に名詞ほか」の付いたもの) 下に打消の語を伴って、それと限る意を表わす。よりしか。よりか。
古今(905‐914)秋上・二〇五「ひぐらしの鳴く山里夕暮は風よりほかに問ふ人もなし〈よみ人しらず〉」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉一七「かれは感情を披瀝する詩人としてより他(ホカ)光明を認め得るものはないと思った」

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