わたつうみ(読み)ワタツウミ

デジタル大辞泉 「わたつうみ」の意味・読み・例文・類語

わた‐つ‐うみ

《「わたつみ」が「渡津海」などと書かれたため、「み(神)」を誤って「海」と解釈してできた語》海。大海。わたつみ。
「袖ぬれて海人あまの刈りほす―のみるをあふにてやまむとやする」〈伊勢・七五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わたつうみ」の意味・読み・例文・類語

わた‐つ‐うみ

〘名〙 (「わたつみ」が「渡津海」などとも書かれ、「み」が「海」の意に意識されてできた語。「わたづうみ」「わだつうみ」とも) 海。わたつみ。
伊勢物語(10C前)七五「袖ぬれて海人の刈りほすわたつうみのみるをあふにてやまむとやする」

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