アイゼンヒュッテンシュタット(英語表記)Eisenhüttenstadt

デジタル大辞泉 の解説

アイゼンヒュッテンシュタット(Eisenhüttenstadt)

ドイツ東部、ブランデンブルク州都市ポーランドとの国境をなすオーデル川沿いに位置する。東ドイツ時代に製鉄所中心とする計画都市として建設され、東西ドイツ統一まで製鉄業で栄えた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アイゼンヒュッテンシュタット
Eisenhüttenstadt

ドイツ東部,ブランデンブルク州の都市。フランクフルトアンデアオーデルの南南東,ポーランドとの国境をなすオーデル河畔に位置する。 1951年にオーデル=シュプレー運河に面して建設された鉄鋼コンビナート中核をなし,都市名の「製鉄所市」が示すように,銑鉄,鉄鋼生産は旧東ドイツ一を誇った。現在の市域は,61年にフュルステンベルク,スターリンシュタット,シェーンフリースの3市が合併してできた。スターリンシュタットは,同コンビナート従業員のための住宅都市として計画的に建設された。ガラス,練炭コールタール染料などの製造業も行われ,また国境都市として商業の中心地でもある。人口5万 216 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アイゼンヒュッテンシュタット
あいぜんひゅってんしゅたっと
Eisenhüttenstadt

ドイツ東部、ブランデンブルク州の都市。1949~1990年は旧東ドイツに属した。1961年にフュルステンベルクとスターリンシュタットが合併して成立した。人口4万1500(2000)。オーデル川左岸、オーデル・シュプレー運河の分岐点にコンビナート「オスト」(東の意)が建設され、市名も「製鉄都市」という意味である。鉄鉱石ロシアから、コークスはポーランドとスロバキアから、溶剤はベルリン東方リュダースドルフからそれぞれ運ばれる、交通立地のよい製鉄都市である。

[佐々木博]

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