アイノ

精選版 日本国語大辞典 「アイノ」の意味・読み・例文・類語

アイノ

〘名〙 (aynu 「人」の意) 「アイヌ」の古い呼び方。
※俳諧・斧の柄(1811)「辰五郎は歩行よりし、ひとりはこの伜がうまに乗ていで来るを見るにアイノをたのみて連立しなりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアイノの言及

【アイヌ】より

…アイヌをどう定義するか,とりわけ現代のアイヌをどう認識し,どう定義するか,という問題は,彼らを取り巻く歴史的環境とその中での彼らの自己認識のあり方や,〈民族〉の定義の問題とも深く関わっているだけに,その定義のしかたは,時代とともに大きく揺れ動いてきた。1960年代ころまでのアイヌの現状に対する研究者を含めた大方の認識の特徴は,彼らを和人とは異なる固有の文化を有した一つの民族とはみないで,彼らは,いずれ和人に同化される,との認識を前提にして,〈アイヌ系住民〉〈アイヌ系日本人〉と称したところにある。…

※「アイノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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