アウステルリッツの戦(読み)アウステルリッツのたたかい

精選版 日本国語大辞典 「アウステルリッツの戦」の意味・読み・例文・類語

アウステルリッツ‐の‐たたかい ‥たたかひ【アウステルリッツの戦】

一八〇五年一二月、アウステルリッツで、ナポレオン一世指揮下のフランス軍がオーストリアロシア連合軍を大破した戦い。これで第三回対仏大同盟は崩壊した。ナポレオン一世のほかオーストリアのフランツ一世、ロシアのアレクサンドル一世が陣頭に立ったので三帝会戦ともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアウステルリッツの戦の言及

【ナポレオン[1世]】より

…フランス第一帝政の皇帝。在位1804‐14。本名はナポレオン・ボナパルトN.Bonaparte。コルシカのアジャクシオの小貴族シャルル・ボナパルトとレティシアの次男として1769年8月15日に生まれた。フランス本土のブリエンヌ幼年学校,パリ兵学校で学び,85年砲兵少尉として地方都市に赴任したが,革命までは読書にすごし,たびたび帰郷していた。革命派に属しコルシカでも独立派のパーオリと対立し,一家はフランスに移住した。…

【ライン同盟】より

…別名ライン連邦。アウステルリッツの戦(1805)によってロシア・オーストリア軍を破ったナポレオンは,プロイセン,オーストリア両国に対抗する第三勢力を育成するために西南ドイツ領邦君主にこの同盟を結成させ,このため神聖ローマ帝国は崩壊するに至った。加盟邦(当初16ヵ国)は,それぞれ主権は保有するがフランスと攻守同盟を結び,各邦派遣の軍隊(総計6万3000人)によるフランスへの援助を義務づけられた。…

※「アウステルリッツの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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