ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アゴヒゲアザラシ」の意味・わかりやすい解説
アゴヒゲアザラシ
Erignathus barbatus; bearded seal
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哺乳(ほにゅう)綱鰭脚(ききゃく)目アザラシ科に属する海獣。北極圏を囲む寒海に分布し、日本では北海道近海にまれに現れる。体長3メートルに及び、雌はやや小形。吻(ふん)部は幅広く、口辺の太く長い感覚毛がよく目だつのでこの名がある。体色は一様に茶ねずみ色で斑紋(はんもん)はない。前肢の第3指がほかの指よりも長いのが特徴。新生児の毛は灰色を帯び、長くて柔らかく、約2週間で藍灰(らんかい)色に変わる。太平洋亜種は5万~10万頭、大西洋亜種は3万~5万頭生息している。毛皮が利用される。
[西脇昌治]
…南半球では種分化を促す陸地の障壁が北半球ほど複雑でないため種類が少ない。北半球では,北太平洋にクラカケアザラシ(イラスト),アゴヒゲアザラシ,ゴマフアザラシ(イラスト)の3種,北大西洋にハイイロアザラシ(イラスト),ズキンアザラシ,タテゴトアザラシ(イラスト)の3種,両方にワモンアザラシ(イラスト),ゼニガタアザラシ(イラスト)の2種が分布する。北半球の低緯度地方にはモンクアザラシ類3種とキタゾウアザラシが分布し,カスピ海やバイカル湖にもワモンアザラシ類2種が分布する。…
※「アゴヒゲアザラシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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