アシャッフェンブルク,G.(読み)あしゃっふぇんぶるく

世界大百科事典(旧版)内のアシャッフェンブルク,G.の言及

【犯罪学】より

…犯罪原因論は,犯罪は素質と環境との相互作用から生じるとし,このような諸要因を複合的に犯罪の原因とみる〈多元的原因論〉と,上記のアメリカ犯罪社会学の犯罪・非行に関する一般理論のように犯罪の発生過程を一元的・総合的に説明する〈統合的原因論〉とに分けることができる。多元的原因論は20世紀前半のヨーロッパでアシャッフェンブルクG.Aschaffenburgなどによって体系化をみたが,その後アメリカで非行の諸因子を数量化して非行予測の研究を行ったグリュックなどの多元因子論においていっそう徹底したものとなった。多元因子論の成果は個々の非行者の非行原因の解明とその矯正処遇という実践上の要請に資するところが大きいが,多数の因子相互の関連を説明する理論的側面は十分でない。…

※「アシャッフェンブルク,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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