アジアカップ2007(読み)あじあかっぷ2007/あじあかっぷにせんなな

知恵蔵 「アジアカップ2007」の解説

アジアカップ2007

2007年7月7〜29日、第14回アジアカップが開催された。今大会は例年より1年早く、初の4カ国(タイベトナムインドネシアマレーシア)の共同開催でもあった。4チーム×4グループによるグループリーグの1、2位が決勝ラウンドに進出し、ベスト8からノックアウト方式で行われた。優勝イラク、以下2位サウジアラビア、3位韓国、4位日本。イビチャ・オシム監督に率いられた日本はグループリーグを1位で通過した後、オーストラリアにはPK戦で勝利したが、準決勝でサウジアラビアに2-3で敗れ、3位決定戦では韓国にPK戦で敗れた。高温多湿の中で行われた6試合で、日本はパスをつなぐサッカーを披露して優位に試合を進めたものの、一方でゴール前の詰めの甘さが浮き彫りになった。

(西部謙司 サッカージャーナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android